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2007年10月29日 (月) 08:06の版

福岡県在住の会社員、今田 正昭いまだ まさあき)は、その本業の傍らで、優れた郷土史たる寺誌『福岡寺院探訪』を著した。

目次

略歴

息子の死

西暦1935年に佐賀県に生まれた今田は、昭和59年(西暦1984年)に、当時19歳であった長男たる息子を病のために亡くした。およそ4ヶ月にわたる闘病生活の末のことであったという。

それから数ヶ月もの期間にわたって何をするにも気力が起こらないというほどに消沈していた今田であったが、ある日、それまで好んで読んでいた推理小説の類の書物とは一種異なった歴史小説を手にする。全16巻の『新平家物語』であった。

この小説は今田の心にひとつの転機をもたらし、今田を歴史小説の虜たらしめ、やがては今田の興味を郷土史に向けさせたのであった。

寺院の取材活動へ

そうして一冊の歴史書を仕上げてみたいと考えるようになった今田は、図書館などに足を運んで様々な資料を漁っているうちに、ふと寺院史料にその目を留める。かくして今田の寺院探訪の日々がその幕を開いたのであった。

それは会社勤めの身であるからして休日を利用した活動であった。愛用の自転車に跨って実際に寺々を訪問しつつ、時に追い返され、時に丁重なもてなしを受け、種々の史料を参照しながらしだいに記録を積み上げていった。その期間は実に数年にわたるものとなった。

写真展、そして出版

長年にわたって蓄積したその記録はやがて、『福岡、寺院探訪写真展』との銘で平成2年(西暦1990年)の6月18日から2週間にわたって福岡銀行本店ロビーに展示され、同年10月16日から1週間にわたって西日本銀行本店ロビーに展示され、『NHKロビー展』との銘で平成3年(西暦1991年)の1月21日から1週間にわたってNHK福岡放送局ロビーに展示され、そしてかの書籍『福岡寺院探訪』として世に遺されたのであった。

住所

福岡県粕屋郡新宮町大字下府164-10 (『福岡寺院探訪』出版時)

資料