アリス・ギブ

イギリス出身の女性モデル―アリス・ギブ(Alice Gibb)〔1991年生〕

アリス・ギブ~2008年度秋季のアルマンド・バジのランウェイをゆく。
アリス・ギブ~2008年度秋季のアルマンド・バジのランウェイをゆく。

グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国―そのイングランドの南の外れにあって、大西洋の遥かなる海原と北海に続く海峡を見据えるハンプシャーという地に生まれたアリスは、そのごく幼い時期に母親を乳癌で亡くし、それから父親のもとで育った。

ピアノを習うごくごく普通の少女であった―そんなアリスに転機が訪れたのは、わずか10代前半という時期~その経過はここに不詳ながらも、いつしかモデルの道を歩むようになった。

その経歴が本格的に始動したのは2006年。マリオ・テスティーノというペルー出身の写真家からの撮影を受け、その写真を携えヴォーグ誌の母国イギリス版に登場。これが8月のことで、その翌月には母国のスコットランドに発したクリストファー・ケインという新興ファッションブランドのショーをロンドンで飾り、自身初となるランウェイの舞台を踏んだ。

おおよそ15歳という若さでヴォーグ誌イタリア版の表紙に輝きもしたこの年―2006年も幕を下ろし、2007年になると、さっそく2月に母国のロンドン〜そしてイタリアのミラノへと赴き、ジャイルズ、ダックス、ジル・サンダー、・・・これら三ブランドのショーに登場。

やがてシュプリーム・マネジメントというモデル事務所との契約を得たうえで、9月に至ると大西洋を大きく越えて米国へ~自身初となるニューヨーク・ファッション・ウィークへの参加をもって、プロエンザ・スクーラーとロダルテとマーク・ジェイコブスという三ブランドの春季のショーを飾った。

そのキャリアの1年目となったこの年―2007年は実にゆったりとした年であった。10月になるとスティーヴン・マイゼルというあまりに高名な写真家の被写体となり、その写真を携えヴォーグ誌のイタリア版に登場。それから間もなくフランスの『装いの都』―パリに赴き、母国発のアレキサンダー・マックイーンというファッションブランドの春季のショーを修飾。

リリー・ドナルドソンとアギネス・ディーンという同郷のモデルらと並び、これまた母国発のバーバリーという名高いファッションブランドの春季広告に登場したこの年を終え、そのキャリアも2周年を迎えた2008年に入ると、さっそくニューヨークを舞台としたファッション・ウィークに姿を見せる。

2月の開催となったこのファッション・ウィーク―すなわちニューヨーク・ファッション・ウィークにあっては、米国出身のアリ・ステファンズ、ハンガリー出身のアディーナ・フォリズ、米国出身のカーリー・クロス、米国出身のコートニー・スメルスキー、大韓民国出身のダウル・キム、ロシア出身のローラ・ブロキナ、スペイン出身のシェイラ・マルケス、英国出身のジョーダン・ダン、ロシア出身のダリア・ストロコウス、・・・これら9名のモデルらとともに要注目との触れのモデルの一人に挙げられることになった。

赤毛に青色の瞳。その身長おおよそ1.80m。同郷のソフィー・バクストンを始め、アイルランド出身のララ・マッキャン、グルジア出身のソフィ・ベレリズ、・・・こうした同業者らとの交流を持ち、バレエと買い物とが趣味。

そんなモデル―アリス・ギブは、世人万人にその名を知られるほどの認知は未だ持たないながらも、母国の歴史ある『ファッションの都』―ロンドンに生活の居を定め、うら若き学生時代にあって足を踏み入れためくるめく『美』の世界にあり、今日もどこかの『装い』の舞台にその彩を送り続けている。

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