カタリナ・イワノフスカ

マケドニア出身の女性モデル―カタリナ・イワノフスカ(Катарина Ивановска - Katarina Ivanovska)〔1988年8月18日生〕

プロエンザ・スクーラーのショーの舞台裏にて重武装済みのカタリナ・イワノフスカ 2007年度春季
プロエンザ・スクーラーのショーの舞台裏にて重武装済みのカタリナ・イワノフスカ 2007年度春季

20世紀も大詰めの暮れに向かおうとしていた頃の欧州~激変の時代を迎え見ようとしていたバルカンの地。

その歴史に幕を下ろそうとしていたユーゴスラビアの地にあって、それを織り成していたマケドニア社会主義共和国の首都―スコピエという大きな町にその生を享けたカタリナは、その経過はここに不詳ながらも、10代半ばという若さにあってモデルの道を歩み始めた。

西暦2004年―時におおよそ16歳。『ルック・モデル・サーチ』という名のモデル発掘のコンテストに参戦・・・そして優勝を飾ったカタリナは、それからイタリア発のスポートマックスというファッションブランドのショーを引っさげ、イタリアの歴史ある『ファッションの都』―ミラノのファッション・ウィークに登場。

更にエル誌の米国版に姿を見せてこの『始動』の年を終え、ニューヨークを舞台にBCBGマックス・アズリアの春季のショーを歩いて2005年を終幕。

グッチのランウェイを歩くカタリナ 2005年度秋季
グッチのランウェイを歩くカタリナ 2005年度秋季

そうして訪れた2006年にあっては、クリスチャン・ディオール―このフランス発のあまりに名高いファッションブランドの秋季のカタログ―『ルック・ブック』―に登場したうえ、スティーヴン・クラインという高名なる写真家の被写体となったうえで、イタリア発のドルチェ・アンド・ガッバーナの春秋両季の広告を飾った。

アクリス、クリスチャン・ディオール、ジョン・ガリアーノ、・・・パリでこうした名のあるファッションブランド群の秋季のショーに姿を見せて始まった2007年。

ラトビア出身のイングナ・ブターネとベラルーシ出身のオルガ・シェレールという2名の女性モデルらと並び、ヴァレンティノ―この世界に名だたるファッションブランドの45周年を記念するイベントに登場。

ヴォーグ誌スペイン版の一頁に佇むカタリナ 2006年9月
ヴォーグ誌スペイン版の一頁に佇むカタリナ 2006年9月

ヴォーグ誌のスペイン版と日本版に姿を現し、そうして年も後半へ―。

ポーランド出身のアンナ・トカルスカカシア・ストラス~ブラジル出身のブルーナ・テノリオ~この3名の女性モデルらとともに、かのヴァレンティノの秋季の広告に登場。

ロシア版のヴォーグ~そして米国のハーパース・バザー・・・こうした雑誌の仕事をこなした末に、そのキャリアも5年目の時を廻った2008年を迎えると、米国発のラルフ・ローレンというあまりに名高いファッションブランドの広告に姿を見せたうえで、年の春季を飾ったのであった。

DKNYのショーの舞台裏にて~ノルウェー出身のイセリン・ステイロ(左)とともにカタリナ 2006年度秋季
DKNYのショーの舞台裏にて~ノルウェー出身のイセリン・ステイロ(左)とともにカタリナ 2006年度秋季

その経歴のうちに飾ってきたコレクション―歩いてきたショーの数々は、アティル・クトグル、ブルーガール、ゴースト、ロイド・クライン、メニケッティ、モニーク・リュイリエー、フィロソフィ・ディ・アルベルタ・フェレッティ、サス・アンド・バイド、スポートマックス、ヴィヴィアン・タム、ヴィクター・アンド・ロルフ、ヴィヴィアン・ウエストウッド、アントニオ・ベラルディ、コスチューム・ナショナル、ドリス・ヴァン・ノッテン、グッチ、ギ・ラロッシュ、ランヴァン、ロエベ、ロベルト・カヴァリ、ソニア・リキエル、アルベルト・ビアーニ、アンドリュー・ゲン、BCBGマックス・アズリア、バルバラ・ビュイ、ベルスタッフ、ベナーズ・サラフプール、ベッツィ・ジョンソン、ボッテガ・ヴェネタ、キャシャレル、セリーヌ、ドルチェ・アンド・ガッバーナ、ダナ・キャラン、ドゥー・リー、エミリオ・プッチ、ジバンシイ、エルメス、ラム、ミリー、ミッソーニ、ポリーニ、プロジェクト・アラバマ、テンパリー、トミー・ヒルフィガー、テューラ、ヴェラ・ウォン、ワイ・アンド・ケイ、イーガル・アズルーエル、クリスチャン・ディオール、クリスチャン・ラクロワ、アガタ・ルイス・デ・ラ・プラダ、ベイビー・ファット、ブーディカ、チャイケン、チャップリン、クリップス、シンシア・ステフィ、ダイアン・フォン・ファステンバーグ、エンリコ・コヴェリ、ガイ・マッティオーロ、ジャンフランコ・フェレ、ジェイムズ・コヴィエロ、ジャスミン・ショクリアン、ジョン・ガリアーノ、ラヴ・セックス・マネー、マヌエル、モスキーノ、ナイーム・カーン、ナネット・レポー、ニコール・ミラー、ポーツ1961、プロエンザ・スクーラー、リーム・アクラ、ロッコ・バロッコ、ラフィアン、スウィートフェイス、サクーン、テス・アンド・テス、ヴァレンティノ、ウィロー、イヴ・サン・ローラン・リヴ・ゴーシュ、ザルディ、エリー・サーブ、アンジェロ・マラーニ、ブリオーニ、チャド・ラルフ・ルッチ、シンシア・ローリー、DKNY、ドラガナ・オグニェノヴィッチ、フィジコ、カレン・ウォーカー、ケンゾー、ラコステ、レラ・ローズ、ルイザ・ベッカリア、ミラ・ショーン、ミス・ビキニ、パーマー・ジョーンズ、ラルフ・ローレン、レベッカ・テイラー、ロザ・チャ、トラサルディ、3.1フィリップ・リム、アクリス、アルヴィエロ・マルティーニ、バリッツァ、フランチェスコ・スコーニャミリオ、マルケッサ、ミス・シックスティ、レイチェル・ロイ、ロック・アンド・リパブリック、シモネッタ・ラヴィッツァ、Y-3、ブルマリン、ビブロス、キャサリン・マランドリーノ、ディースクエアード²、ラウラ・ビアジョッティ、ピンナップ・スターズ、タダシ・ショージ、VPL、・・・。

濃ゆめの茶髪に緑色の瞳。その身長おおよそ1.80m。アンナ・トカルスカビアンカ・バルティ、ハイ・パク、イングナ・ブターネ、ミーナ・ツヴェトコヴッチ、オルガ・シェレール、ヴラダ・ロスリャコヴァ、・・・こうした同業者らとの交友を持つ。

その特色を捉えて『バルカンのブルネット』などと呼ばれたことが過去にあり、まるで常に起床の直後であるかのような低音のしゃがれ声。

そんなモデル―カタリナ・イワノフスカは、そのキャリアを通してひとりのモデルとしての華々しいと言えるほどの勢いは持たぬながらも、『ウーマン』に始まり実に数多のモデル事務所らからの後押しを受けつつ、今日もこの『美』の世界に刻々とその彩を送り続けている。

資料