クレオパトラ・ストラタン

なによりもその幼さから名を馳せることになったルーマニアの女性歌手―それがクレオパトラ・ストラタン(Cleopatra Stratan)〔2002年10月6日生〕。実に3歳というまさしく幼少ながらにデビューを飾ったクレオパトラは、そのデビューから間もなくしてこの国―ルーマニア―の音楽チャートを賑わせた。

幼女―クレオパトラ・ストラタン
幼女―クレオパトラ・ストラタン

21世紀に入って間もない頃―モルドバ共和国の首都―キシナウという内陸の町に生まれたクレオパトラは、パヴェル・ストラタン(Pavel Stratan)という、ルーマニアで活動するモルドバ人歌手を父に持った。

ちょうど3歳の頃からその父―パヴェル―のレコーディングスタジオに出入りしていたクレオパトラは、そんなある日のあるとき―衝動的にマイクを掴み上げ、楽曲を歌う父にあわせて歌い始めた。

・・・幼女のあまりに突然の行動とその歌声に周囲の者達は驚き、かくしてパヴェルではなくクレオパトラを歌い手とした楽曲を作った。その楽曲は―のちにアルバムに収録されることになる『ママ(Mama)』であった。

それからというもの次々と楽曲を生み出してゆき、アルバムのトラックとしてあったそれらの楽曲を携えついにはコンサートまでも開くようになる。

そして2006年に世に送り出した『ラ・ヴルスタ・デ・トゥレイ・アニ(La vârsta de 3 ani)』―12曲を収めたこのアルバムが、ルーマニア国内だけで15万枚以上を売り上げるのである。

この初のアルバムの第1曲目に収録されている『ギツァ(Ghiţă)youtube.png。シングルとして発売されもしたこの楽曲は、このアルバムの目玉と言えようトラックで、2006年秋のルーマニアのシングルチャートで6週連続1位という記録を打ち立てた。いわく、これは恋の歌で、

♪あなたはいってしまったのね♪
♪どうしたらいいかわたしわからない♪
♪いつものばしょでまってるから、あいにきて~♪
♪わたしいじょうにあなたをあいしてるひとはいないんだから~♪
♪いっしょにすんでるだいすきなおじさんがきょうはがいしゅつ♪
♪わたしのことをほんとうにあいしているなら、ひとりでるすばんなんてさせないで♪
♪わたしがいちばんおじさんのことあいしてるんだから♪
♪そとのおんなになんてあわないで♪

というような詞を歌っているのだという。

歌うちっちゃな幼女―クレオパトラ
歌うちっちゃな幼女―クレオパトラ

6歳にして著名な女優となったアメリカ合衆国のシャーリー・テンプルよりも幼いということに着目し、『舞台上で公演を行った、そして自らのアルバムを持った最も若い才人』としてギネスブックに登録すべきであるとの提案もある。

モルドバ訛りのルーマニア語で歌う―そんな幼女、クレオパトラ・ストラタンは、故国モルドバやその活動の地―ルーマニアのみならず、そのデビューのときから世界中にファンが生まれていると見られてもおり、その楽曲のうちの幾つかのものは英語やスペイン語などの言語で歌ってもいる。

更にそのデビューの翌年にあたる2007年の4月18日には、ユーラシアを越え海をまた越えた遠く日本の地でもデビューを飾ることとなった。これは地元の―ルーマニアやモルドバを除いた―欧州の各国より早いデビューであって、『恋のギツァ』と題して、ポニーキャニオンからマキシシングルCDamazon_a.jpgが、そして同時にDVD付きのCDamazon_a.jpgが発売された。

資料