ジェフ・チャン

ジェフ・チャン(Jeff Chang)―アメリカ合衆国は西海岸のクアナム・プロジェクツと深い親交を持つこの男は、ヒップホップを専門に論ずる評論家かつジャーナリストで、雑誌や書籍を中心とした数多の紙媒体にその論考を提供し続けている。

ジェフ・チャン ―その肖像
ジェフ・チャン ―その肖像

中国人とハワイ原住民の血を引いて生まれ、この太平洋に浮かぶ常夏の島―ハワイで育ち、そのホノルルにある名門校―イオラニ・スクール(Iolani School)を1985年に卒業したチャンは、そののちに合衆国の本土に渡り、UC Davis(カリフォルニア大学デーヴィス校)のラジオ放送局でDJをやっていた。ちょうどその時期にあたる1992年には、クアナム・プロジェクツの前身にあたるレコードレーベル―ソールサイズ(Solesides)の発起人にその名を連ねる。

ヒップホップ黎明期の姿を綴った『Can't Stop, Won't Stop』(キャント・ストップ、ウォント・ストップ)。これは2005年に上梓した初の自著で、DJクール・ハーク(DJ Kool Herc)、アフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)、チャック・ディー(Chuck D)、アイス・キューブ(Ice Cube)などの歴史的な錚々たる面々を特集しつつ、グラフィティ・アーティスト、ギャングスタ、DJ、ラッパー、ヒップホップ関連の活動家、・・・などなどヒップホップ文化に関わる多数の人々をインタビューしている。DJクール・ハークが推薦文をよこしたこの本は、アジアン・アメリカン・リテラリー・アワード(Asian American Literary Award)や、その出版の年のアメリカン・ブック・アワードを受賞しもし、2007年の暮れには『ヒップホップ・ジェネレーション ―「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語amazon_a.jpgとして日本語訳された。

2007年に出版した自著『Total Chaos』(トータル・カオス)では、自らのエッセイとインタビューを主軸において、音楽界を越えたヒップホップの影響についてや、その文化の柱となる要素の数々を論じるなどしている。

日本のカレーとポイ―タロイモを基調とした料理で、ポリネシアの伝統的主食[1]の大ファンであるという。

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