ジョヨ・ヴェラーデ

アメリカ合衆国―西海岸―数多のむさ苦しい強豪たちのひしめくクアナム・プロジェクツにあって、その紅一点と言えもしようヒップホップ/ソウル/ファンクシンガー、それがジョヨ・ヴェラーデ(Joyo Velarde)である。

ジョヨ・ヴェラーデ―その肖像
ジョヨ・ヴェラーデ―その肖像

フィリピンはマニラの土着民の血を引くジョヨは、1974年―カリフォルニアのエル・サリート(El Cerrito)という町に生まれた。

いつしかオペラを学ぶためにイタリアのローマへ。そして帰国してからUCデービス(カリフォルニア大学デービス校)に入学し、ニュースキャスターとしての将来を計画していた。そんなときに、のちの夫―リリクス・ボーンことトム・シムラと出会い、かくして歌の道のほうへとその進路を変えてゆくのである。

シムラと出会ってからというもの二人で楽曲を作るようになり、やがてソールサイズ―のちのクアナム・プロジェクツ―の面々と合流。そうしてスタジオを飛び出し、クアナムのリリクス・ボーンやブラカリシャスらとともにライブツアーを定期的に行うようになっていった。

2002年には初のソロシングルとなる『スウィート・エンジェルス(Sweet Angels)』を録音。やがてはクアナムの面々とともに海を越え、オーストラリア、日本、ヨーロッパなどでのツアーをも重ねるようになった。

過去に学んだオペラの影響から生まれる、甘く、やわらかく、同時に力強く、優雅で、そして魂に満ちた歌声。

ラッパー―リリクス・ボーンの妻そして歌手、そんなジョヨ・ヴェラーデは、リリクス・ボーンのアルバムに参加する面子のなかでも、そしてそのライブに参加する面子のなかでも主要な人物のひとりとなっている。

2008年の春にクアナムからリリースした『ラブ・アンド・アンダースタンディング(Love and Understanding)』。自身初のLPとなったこのアルバムは、クアナム・プロジェクツの発した数多のアルバムのなかでも飛び抜けて人気のある一枚となっている。

目次

Discs

LP

  • ラブ・アンド・アンダースタンディング(Love and Understanding) 2008年

SP

  • バルコニー・ビーチ(Balcony Beach)
  • スウィート・エンジェルス(Sweet Angels) 2002年

資料

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