ディアナ・モルドヴァン

ルーマニア出身の女性モデル―ディアナ・モルドヴァン(Diana Moldovan)〔1987年3月13日生〕

クロエのショーの舞台裏にてディアナ・モルドヴァン 2007年度秋季
クロエのショーの舞台裏にてディアナ・モルドヴァン 2007年度秋季

ユーラシア~その遥かなる大地の西の外れに佇む内陸の国―ルーマニア。

数多の国々との境を持つこのヨーロッパの国の内にあり、『森の向こう』―そのような意味をその名に秘めるトランシルヴァニア~そのスフントゥ・ゲオルゲという地にその生を享けたディアナは、友人達とともに地元のナイトクラブにいた16歳のある日に『発掘』を受けたことからモデルとしての道を歩み始めた。

それから一週間後にイタリアへと赴いたディアナ・・・そのキャリアが本格的な始動を迎えたのは、自身の10代をいよいよ終えようとしていた頃―2006年のことであった。

米国のニューヨークに本部を置く『IMG』~そして英国のロンドンに営む『ストーム』~錚々たる『ファッション・キャピタル』のモデル事務所らとの契約を交わしたうえで、そのニューヨークの街を舞台に、アリス・ロイ、マックス・アズリア、レベッカ・テイラー、・・・こうしたファッションブランド群のショーを飾り、めくるめくランウェイの世界へのデビューをそこに成就。

それから間もなくイタリアのミラノに飛んだうえで、ドイツ発のジル・サンダーというファッションブランドのショーを開幕したディアナは、イギリスの『10』という雑誌のその冬季版の表紙に登場し、年も暮れゆく頃にヴォーグ誌のイタリア版に登場した。

ランヴァンのショーをゆくディアナ 2008年度春季
ランヴァンのショーをゆくディアナ 2008年度春季

そうして2007年が開幕すると、さっそくスタイル・コムというウェブサイトからの注目を受けることになり、米国出身のアリ・マイケル、ウクライナ出身のアリョーナ・オスマノヴァ、ブラジル出身のカロリーナ・パントリアーノ、オーストラリア出身のキャサリン・マクニール、イギリス出身のジョージア・フロスト、ロシア出身のイリナ・クルコヴァ、スウェーデン出身のヨハンナ・ヨンソン、カナダ出身のジョアンナ・スティックランド、ポーランド出身のカシア・ストラス、・・・これら9名のモデルらとともに、年の秋季の『注目の新人モデル』の一人に選ばれた。

米国のティーン・ヴォーグという有名雑誌に姿を現し、更にニューヨーク・ファッション・ウィークに姿を見せ、ブルーガールという名の新興ブランドの広告塔に就任~そうして年も後半になると、フランスの『モードの都』―パリでバレンシアガ、クロエ、クリスチャン・ディオール、ニナ・リッチ、・・・こうしたファッションブランド群の春季のショーの仕事をこなし、そして『シュプール』という日本のファッション雑誌の表紙を飾った。

『SPUR(シュプール)』―その2007年12月号の表紙を飾ったディアナ
『SPUR(シュプール)』―その2007年12月号の表紙を飾ったディアナ

そのキャリアも3年目を迎えた2008年にあっては、フランス発のソニア・リキエルという名高いファッションブランドの春季の広告に登場し、パリやニューヨークをその舞台に、フセイン・チャラヤンやカレン・ウォーカーなどといったファッションブランド群のショーの仕事をこなした。

その経歴のうちに飾ってきたコレクション―歩いてきたショーの数々は、アリス・ロイ、アレグラ・ヒックス、アマンダ・ウェイクリー、アンドリュー・ゲン、アン=ソフィー・バック、アントニオ・ベラルディ、バルバラ・ビュイ、キャシャレル、クリスチャン・ワイナンツ、コスチューム・ナショナル、イザベル・マラン、ジル・サンダー、カレン・ウォーカー、ケンゾー、ルイ・ヴィトン、マックス・アズリア、ミュウ・ミュウ、ニコル・ファーリ、レベッカ・テイラー、リチャード・ニコル、ロクサンダ・イリンチック、シンハ=スタニック、スー・ステンプ、トニー・マティスフスキー、アンダーカバー、3.1・フィリップ・リム、アルベルタ・フェレッティ、アン・クライン、アンテプリマ、アクアスキュータム、BCBG・マックス・アズリア、バレンシアガ、
ヴェラ・ウォンのショーの舞台裏にて、米国出身のシャネル・イマン(左)とともにディアナ。 2008年度春季
ヴェラ・ウォンのショーの舞台裏にて、米国出身のシャネル・イマン(左)とともにディアナ。 2008年度春季
ベティ・ジャクソン、ビブロス、セリーヌ、チャイケン、シャネル、クロエ、コステロ・タグリアピエトラ、DKNY、ダイアン・フォン・ファステンバーグ、ディーチェ・カヤック、ディーゼル・スタイルラボ、ガラニ・ストロク、ジュリアナ・テーゾ、グッチ、ヘザレット、ジャスミン・ディ・ミロ、イエンス・ラウガセン、ジル・スチュアート、ジョナサン・サンダース、ジュリアン・マクドナルド、ジャスト・カヴァリ、カイ・ミラ、ランヴァン、ロエベ、ルイーズ・ゴールディン、マーロ、マーク・ジェイコブス、マーガレット・ハウエル、マルニ、マシュー・ウィリアムソン、ミス・シックスティ、ミッソーニ、モスキーノ、ナルシソ・ロドリゲス、ネイサン・ジェンデン、ニナ・リッチ、ノワール、ポール・スミス、ピーター・ソム、Phi、ポーツ・1961、プラダ、リチャード・チャイ、リュ・ドゥ・マイユ、ソニア・リキエル、ソフィア・ココサラキ、スポートマックス、テンパリー、トレンド・レ・コパン、アンコンディショナル、ローランド・モーレット、アレッサンドロ・デラクア、アレキサンダー・ワン、アンジェロ・マラーニ、アルマンド・バジ、ベルスタッフ、ビバ、ブルース、カミラ・スターク、クリスチャン・ディオール、クリストファー・ケイン、クレア・タフ、シンシア・ローリー、エミリオ・プッチ、ジェネラ、イッサ、ジョン・ガリアーノ、ジュンコ・シマダ、ラ・ペルラ、ルエラ・バートリー、オスマン・ヨセフザダ、ポール&ジョー、フィロソフィ・ディ・アルベルタ・フェレッティ、ポリーニ、サルヴァトーレ・フェラガモ、ユニーク、ヴェラ・ウォン、・・・。

濃ゆ目の茶髪に青の瞳。その身長おおよそ1.76m。英語読みのその氏名は粗方ダイアナ・モルドヴァン

エディー・クリント、エカテリーナ・キセリョーワ、ハンネ・ギャビー・オディール、ヨハンナ・ヨンソン、カシア・ストラスキンガ・ラジャック、・・・こうした同業者らとの交友を持ち、そのキャリアを始めた2006年以来、米国出身のショーン・オプリという男性モデルとデートを重ねる間柄。

そんなモデル―ディアナ・モルドヴァンは、その活動を通して『売れっ子』の予感を思わせるほどの勢いは持たずも、いつしかその生活の居宅をニューヨークに定め、今日もどこかの『装い』の道にその彩を送り続けている。

資料