ニューヨーク・ファッション・ウィーク

世界の主要都市を舞台におおよそ1週間にわたって開かれるファッションの祭典―『ファッション・ウィーク』。そのなかでも最も古い歴史を湛える、アメリカ合衆国のニューヨークをその舞台に催されているのがニューヨーク・ファッション・ウィーク(New York Fashion Week)である。

世界都市―ニューヨークにてほぼ例年のように開催される、4大ファッションウィークの一―そんなニューヨーク・ファッション・ウィークは、合衆国で活動するファッション関係者らがナチス・ドイツによる侵攻のためにフランスを―その『ファッションの都』と言われたパリを―訪問することができなかった時期―第二次世界大戦のさなかにあった20世紀の半ばという頃に産声を上げた。

2006年9月度のその舞台を飾るウクライナ出身のモデル―ナタリヤ・ゴッチ
2006年9月度のその舞台を飾るウクライナ出身のモデル―ナタリヤ・ゴッチ

西暦1943年に開かれたその初のニューヨーク・ファッション・ウィークは、エレノア・ランバー(Eleanor Lamber)という、ファッションを扱う出版関係者のお膳立てによって実現したもので、当時は『プレス・ウィーク(Press Week)』と呼ばれた、世界初のファッション・ウィークであった。

長きにわたって存続してきたその歴史のうちに、この祭典はアメリカ合衆国のファッションの興隆を大いに助け、単なる『ファッション・ウィークのニューヨーク版』には終わらず、合衆国のファッション関係者だけでなく―世界中から名デザイナーや著名モデルらが終結する名実揃った大いなる『スタイル』の祭典に成長した。

他のファッション・ウィークに比してみたときに挙げられるニューヨーク・ファッション・ウィークの特徴は、エンターテインメント色(娯楽色)が強いことであるという。―たとえば時の人気芸能人やミュージシャンなどのセレブリティ(有名人)らを招聘したうえで、その観覧席の最前列に座席を用意する、など。

スポンサー(後援者)がたびたび変わるこの祭典は、今のところ(〜2008年度)はダイムラー社の名自動車ブランド―メルセデス・ベンツの後援を受けているようで、メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク(Mercedes-Benz Fashion Week)という別名をもって今にある。

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