ミカエラ・コチアノヴァ

スロバキア出身の女性モデル―ミカエラ・コチアノヴァ(Michaela Kocianova)〔1988年12月29日生〕

イヴ・サン・ローラン「ビューティ―」のショーの舞台裏にてミカエラ・コチアノヴァ 2009年度春季
イヴ・サン・ローラン「ビューティ―」のショーの舞台裏にてミカエラ・コチアノヴァ 2009年度春季

ユーラシアの遥かなる大地の西の果て~東欧の地の内陸に佇む小国―スロバキア。

20世紀の黄昏とともに激変の時を迎え見ようとしていたこの地のトレンチーンという歴史ある町に生まれたミカエラは、10代の半ばという若き時代にあってモデルの世界に足を踏み入れることとなった。

西暦2004年の初頭~時に15歳。エリート・モデル・マネジメントという世界最大手のモデル事務所がスロバキアに開いた『エリート・モデル・ルック』というモデル発掘の大会に参戦したミカエラは、そこで順調に勝ち進み、ついには準優勝を手にする。

それからおおよそ2年の時を経て2006年~大西洋を大きく越えて米国の『ファッション・キャピタル』―ニューヨークへと赴いたうえで、この街のファッション・ウィーク―すなわちニューヨーク・ファッション・ウィークに現われ、この国の生んだロダルテという新興ファッションブランドのショーを修飾。

ヨージ・ヤマモトのランウェイを歩くミカエラ 2006年度秋季
ヨージ・ヤマモトのランウェイを歩くミカエラ 2006年度秋季

そうしてめくるめくランウェイの世界へと足を踏み入れたミカエラは、2007年を迎えてさっそくイギリス発のヴィヴィアン・ウエストウッドの春季の広告においてその顔を務め上げたうえ、フィリピン発のモニーク・リュイリエーのカタログ―ルック・ブック―に登場。

ヴィクトリアズ・シークレット―この米国発の婦人服ブランドとの契約を得て、イタリアの歴史ある『ファッションの都』たるミラノで、ボッテガ・ヴェネタ、ドルチェ・アンド・ガッバーナ、ヴェルサーチ、・・・こうしたファッションブランド群のショーを歩き、年も後半へ。

クリスチャン・ディオールのアイウェアの広告を飾ったミカエラ 2008年
クリスチャン・ディオールのアイウェアの広告を飾ったミカエラ 2008年

スティーヴン・マイゼルというあまりに高名な写真家の被写体となったうえで、その写真を携え『トップモデルの登竜門』と言えようイタリア版のヴォーグに登場。更にはそれから間もなくしてフランスの『ロフィシェル』の表紙を飾った。

契約を済ませたばかりのヴィクトリアズ・シークレットのランウェイを歩いた末に2008年を迎えると、ユルゲン・テラーというドイツ人写真家の被写体となったうえで、クリスチャン・ラクロワ―このフランス発の名高いファッションブランドの広告の仕事を請負。

それから年度を通してパリとニューヨークをその舞台に、クリスチャン・ラクロワ、テューラ、アレキサンダー・マックイーン、クリスチャン・ディオール、エリー・サーブ、アルマーニ・プリヴェ、フセイン・チャラヤン、・・・こうした錚々たるファッションブランド群のショーの数々を飾り、クリスチャン・ディオールの目周り用品(アイウェア)の広告を飾り、この『躍進』の年の幕を下ろした。

そのキャリアも4年目のときを廻った2009年にあっては、ピアッツァ・センピオーネというイタリア発のファッションブランドの広告塔に就任した。

ディースクエアード²のショーの舞台裏にて~スペイン出身のシェイラ・マルケス(中)とポーランド出身のカシア・ストラス(右)とともにミカエラ 2008年度秋季
ディースクエアード²のショーの舞台裏にて~スペイン出身のシェイラ・マルケス(中)とポーランド出身のカシア・ストラス(右)とともにミカエラ 2008年度秋季

その経歴のうちに飾ってきた広告の数々は、クリスチャン・ラクロワ、ダックス、モニーク・リュイリエー、ピアッツァ・センピオーネ、VDPクラブ、ヴィヴィアン・ウエストウッド、・・・。

飾ってきたコレクション―歩いてきたショーの数々は、アダム+イヴ、アレッサンドロ・デ・ベネデッティ、アン・ドゥムルメステール、バルバラ・ビュイ、ブルーノ・ピータース、レオナール、ロエベ、マウリツィオ・ペコラーロ、ニール・バレット、ロダルテ、ロシャス、ユナイテッド・バンブー、ヴァレンティン・ユダシュキン、ヨージ・ヤマモト、ベルスタッフ、カルヴァン・クライン、シャネル、クリスチャン・ディオール、ディーチェ・カヤック、エンリコ・コヴェリ、ジェレミー・レイン、ジョン・ガリアーノ、ケンゾー、ランヴァン、ポリーニ、ロッコ・バロッコ、サリ・ゲロン、スリーアズフォー、ヴィヴィアン・ウエストウッド、イヴ・サン・ローラン、アルベルタ・フェレッティ、アルビノ、アンドリュー・ゲン、ボッテガ・ヴェネタ、ビブロス、キャサリン・マランドリーノ、デニス・バッソ、デザイナーズ・フォー・ダルフール、
ディースクエアード²のショーの舞台裏にて  2008年
ディースクエアード²のショーの舞台裏にて 2008年
ディーゼル・スタイルラボ、エレン・トレイシー、エリン・フェザーストン、ハイダー・アッカーマン、ヘザレット、ジャスミン・ディ・ミロ、クリスティーナ・ティ、ラウラ・ビアジョッティ、ラヴ・セックス・マネー、マックス・アズリア、モニーク・リュイリエー、ニナ・リッチ、シャロン・ワコブ、シビラ、トラサルディ、テューラ、アンダーカバー、ザック・ポーゼン、アン=ヴァレリー・アッシュ、アルマーニ・プリヴェ、6267、アバエーテ、バッジェリー・ミシュカ、ブルマリン、ブリオーニ、カミラ・スターク、カルメン・マーク・ヴァルヴォ、セリーヌ、チャイケン、クリスチャン・ラクロワ、ドルチェ・アンド・ガッバーナ、ディースクエアード²、エリー・サーブ、エルマンノ・シェルビーノ、ガエタノ・ナヴァッラ、ジャンバティスタ・ヴァリ、ジャンフランコ・フェレ、エルメス、ジェレミー・スコット、ジョシュ・グート、ルカ・ルカ、マーク・バウアー、オスカー・デ・ラ・レンタ、ポール・アンド・ジョー、ラルフ・ローレン、リーム・アクラ、スー・ステンプ、タダシ・ショージ、ヴァレンティノ、ヴェルサーチ、・・・。

金髪に茶色の瞳。身長おおよそ1.78m。アンナ・トカルスカ、デニサ・デヴォラコヴァ、エリン・ハザートン、フレジャ・ベハ、ミラナ・ケラーターニャ・ディアヒレヴァ、・・・こうした同業者らとの交友を持ち、大きめの前歯が特色。

そんなモデル―ミカエラ・コチアノヴァは、『売れっ子』たることを思わせるほどの出だしとは無縁であったものの、自らを見い出したエリート・モデル・マネジメントの欧州各国の支局からの世話を受けつつ、いつしか大西洋を越えてニューヨークにその生活の居を定め、今日も遥かなる『美』の舞台へとその彩を送り続けている。

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