リサ・カント

カナダ出身の女性モデル―リサ・カント(Lisa Cant)〔1984年12月28日生〕

2008年度秋季―ダイアン・フォン・ファステンバーグのコレクションにてリサ・カント。
2008年度秋季―ダイアン・フォン・ファステンバーグのコレクションにてリサ・カント。

カナダの内陸に位置するアルバータ州のエドモントンという大きな町に生まれた彼女は、地質学者夫婦の娘で、4人姉妹のうちのひとり。幼少の頃は極度の恥ずかしがり屋であったという。

そんなリサに転機が訪れたのは、おおよそ15歳のとき―地元からほど近いカルガリーという大都市のイケア―国際的に展開する北欧はスウェーデン発の家具屋―の店にいたとき―1999年のある日のことだった。そこでとあるモデルの人物からのスカウトを受けたリサは、それからおおよそ2年後―2001年のある日に、ルイザ・ベッカリアというブランドのコレクションを飾ってランウェイの舞台にデビュー。

そしてそれからおおよそ3年後の2002年―ニューヨークにてベッツィ・ジョンソンの春季コレクションのランウェイを歩き、モデルとしての経歴を本格的に始動するのである。

・・・それからというもの毎年毎季にわたって数多のコレクションを歩くようになったリサは、2004年の前半期にイタリアの『ヴォーグ』の表紙を飾った。スティーブン・マイゼルという名写真家による撮影を受けたこの機会は、自身にとって初の著名な雑誌の表紙の仕事であった。更にこの年には、その大きな瞳と広い額という特徴を捉えた、『ザ・バグ(The Bug)』という愛称をニューヨーク・タイムズによって与えられた。

2008年度秋季―フランチェスコ・スコーニャミリオのコレクションにてそのランウェイをゆくリサ。
2008年度秋季―フランチェスコ・スコーニャミリオのコレクションにてそのランウェイをゆくリサ。

2005年に至ってシャネルの化粧品部門との契約を交わし、その翌2006年にはジューシー・クチュールというファッションブランドの広告塔を務め、更にアクリスというファッションブランドの秋季キャンペーンの広告塔を務めた。

かのジューシー・クチュールの香水との契約を交わした2007年にあっては、ロシア出身のナターシャ・ポーリーとイギリス出身のジョージア・フロストという2名のモデルらとともに、イタリア発のドルチェ&ガッバーナという名高いファッションブランドの春季の広告に登場。

2008年の8月には、ファッション・モデル・ディレクトリという、女性ファッションモデルを扱う歴史あるウェブサイトにて『今月のモデル(model of the month)』という企画の特集の対象に選ばれ、ささやかなインタビューを受けることになった。

その経歴のうえで飾ってきた広告の数々は、アクリス、アンジェロ・マラーニ、アン・テイラー、アンテプリマ、ボーテ・ド・コーセー、カラメロ、キャロリーナ・ヘレラ、シャネル、ドルチェ・アンド・ガッバーナ、ダックス、ジル・ロジエ、ジューシー・クチュール、ラブ・セックス・マネー、マリエラ・ブラーニ、モスキーノ・チープ・アンド・シック、ニーマン・マーカス、ソニア・リキエル、トーマス・バーバリー、ヴァン・クリーフ・アンド・アーペル、ヴェルサーチ、イザティス、・・・。

リサ~乳房とその乳首とをあらわに。
リサ~乳房とその乳首とをあらわに。
飾ってきたコレクション―歩いてきたランウェイの数々は、ルイザ・ベッカリア、ジル・スチュアート、ウインク、ベッツィ・ジョンソン、エリサ・ジメネス、アレキサンドレ・ヘルコビッチ、ロシャス、ヴィヴィアン・ウエストウッド、アン=ヴァレリー・アッシュ、アルベルタ・フェレッティ、アレッサンドロ・デラクア、アナ・スイ、アツロウ・タヤマ、バルバラ・ビュイ、バーバリー、クリスチャン・ラクロワ、チヴィディーニ、ドルチェ・アンド・ガッバーナ、ダイアン・フォン・ファステンバーグ、エマニュエル・ウンガロ、エクステ、ヘザレット、ヘルムート・ラング、ジェームズ・コヴィエロ、ジェニファー・ニコルソン、ジャスト・カヴァリ、ケイタ・マルヤマ、ケンゾー、ランヴァン、ロエベ、ルイ・ヴィトン、マーク・ジェイコブス、ミリー、モスキーノ、ナネット・レポー、ニナ・リッチ、リチャード・タイラー、ロベルト・メニケッティ、ソニア・リキエル、ステラ・マッカートニー、トマソ・ステファネリ、
2006年度春季~マイケル・コースのショーの舞台裏にて、英国出身のリリー・ドナルドソン(左)とノルウェー出身のイセリン・ステイロ(右)とともに佇むリサ。
2006年度春季~マイケル・コースのショーの舞台裏にて、英国出身のリリー・ドナルドソン(左)とノルウェー出身のイセリン・ステイロ(右)とともに佇むリサ。
テューラ、ヴィヴィアン・タム、シャネル、アリス・ロイ、アンナ・モリナーリ、ビーシービージー・マックス・アズリア、ビブロス、キャシャレル、クリスチャン・ディオール、コステロ・タグリアピエトラ、エミリオ・プッチ、エトロ、ガエタノ・ナヴァッラ、ジェフリー・チョウ、ジョン・ガリアーノ、リリー・ピュリッツァー、マルセル・マロンジュ、ペリー・エリス、ピーター・ソム、リチャード・チャイ、トレンド・レ・コパン、アレキサンダー・マックイーン、バナナ・リパブリック、クスト・バルセロナ、ハビチュアル、ラブ・セックス・マネー、マイケル・コース、ナルシソ・ロドリゲス、プリングル・オブ・スコットランド、サリ・ゲロン、スポートマックス、タムセン、ヴェラ・ウォン、ヴィクター・アンド・ロルフ、イヴ・サン・ローラン、イーガル・アズルーエル、アムレッティ・ジェイ、ベイビー・ファット、ディーチェ・カヤック、ドゥー・リー、エステバン・コータザー、フランキー・モレロ、ジャンバティスタ・ヴァリ、グウェン・ステファニー(香水)、パコ・ラバンヌ、ポリーニ、プロジェクト・アラバマ、リック・オウエンス、ロザ・チャ、ヴラシス・ホリヴァス、アンテプリマ、バレンシアガ、ジル・ロジエ、イザベル・マラン、ジョアンナ・マストロヤンニ、ミッシェル・クラン、モニーク・リュイリエー、トラサルディ、ブライアン・レイエス、ギャスパー・ユルケヴィッチ、ジバンシー、ギ・ラロッシュ、ジェニー・ケイン、ジュンコ・シマダ、ツモリ・チサト、ワイ・アンド・ケイ、ジャストスウィート、ケイティ・ロドリゲス、ラフィアン、・・・。

茶髪に青色の瞳。その身長おおよそ1.76m。

小説を読むのが好きで、キャメロン・ラッセル、キャロライン・トレンティーニ、キャロライン・ウィンバーグ、クリスタル・レン、ジェマ・ワード、ヘザー・マークス、ジェシカ・スタム、レア・ディ・ワヴリン、リリー・ドナルドソン、レイチェル・アレキサンダー、・・・こうした同業の者らとの交流を持つ。

そんなリサ・カントは、いつしか母国を後にしアメリカ合衆国の『ファッション・キャピタル』―ニューヨークに居を定めつつ、『人形のような顔立ち』―そんな評を欲しいままにしながら、今日も『美』の大舞台にその輝きを放ち続けている。

資料