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版間での差分

2007年10月31日 (水) 14:50の版

浄土真宗本願寺派の寺、紫雲山―寂静寺じゃくじょうじ)は、福岡県筑紫郡那珂川町の山あいにその伽藍を置く。

目次

歴史

寂静寺は今でこそ那珂川町に位置しているが、元々は同町と北で接する福岡市内にあった。佐々木信道という人物の開基によって昭和16年(西暦1941年)に創建された寂静寺は、第二次世界大戦の頃までは、今の当地を貫く大動脈―国道3号線沿いの場所に伽藍を置いていた。

ちょうど戦時になった頃、軍の強制疎開によって同市内博多区の千代(ちよ)という区域の3丁目に移り、公民館などの用途に使われていた建物を改築したうえで再開。住職はこの時点で二世。

更にいつの時代にか現所在地たる那珂川町の後野(うしろの)に移動した。

伽藍

那珂川町はその域内に那珂川という河川の流れを湛え、域内を貫流するこの川を軸として大きく東西に分かたれる。すなわち、平坦部の東側、山がちな西側、というようにである。

寂静寺はこのうちの西側―奥部と言えようところにあり、裏手に山―片縄山(かたなわ-)の迫る林を、正面に田園を臨んでいる。

山門の先の境内は、本堂、梵鐘、そして庫裏など、多くの寺の有する事物を据えるのみとなっている。

余話―山号

前所在地たる千代町の隣に堅粕(かたかす)という町があり、その3丁目に真宗大谷派の慈広寺(じこうじ)という寺がある。この寺は本寺―寂静寺と山号を同じく、紫雲山と号する。

更にその慈広寺から南に下った同福岡市博多区の諸岡(もろおか)という区域に西専寺という浄土宗の寺があり、この寺もまた同様に紫雲山と号する。

所在と交通

福岡県筑紫郡那珂川町大字後野622-1。最寄の電停はJR博多南線博多南駅。

資料