TheItalianArmyHAHAHA
TheItalianArmyHAHAHA(ザイタリアンアーミーハハハ)は、2008年の4月26日に利用者登録をして現れた、イタリアとイタリア人を嘲笑う趣旨の動画ばかりを公開している、自称イギリス在住のユーチューブ(YouTube)の利用者である。
その利用者登録からおおよそ1ヶ月と1週間後にあたる2008年6月2日の時点で、9人の定期視聴者(Subscriber)、24のチャンネル・コメント(自身の利用者ページのコメント欄におけるコメント)、そして4つの動画を有している。
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様相
その利用者名から見て取れるように、明らかにイタリアとイタリア人を叩くそれだけを目的として―あるいはそれを主目的として―このアカウントを維持しているものと見られるこの利用者は、その自己紹介欄に次のようなことを書いている。
- ―『このチャンネルは、A.W.P(アンチ・ワップ・パーティ)の所有による、アンチ・イタリア人のチャンネルである』．．．
- 〔THIS CHANNEL IS OWNED BY THE A.W.P. (ANTI WOP PARTY) AND IS AN ANTI-ITALIAN CHANNEL〕...
ワップ(WOP)はイタリア人を指す蔑称の一。『アンチ・ワップ・パーティ』は意訳すれば『反ワップ党』となろう。
映像群
- 『italians lol』 - 様々な画像を用いてイタリアとイタリア人を嘲笑う映像。意訳すれば『イタリア人 笑』。2008年4月28日の公開にて、全長4分5秒。―『イタリア、臆病者の国、降伏猿(サレンダー・モンキー)とチビな奴らの国、とっても毛深い女達ととってもゲイな男達の国。あるイタリア人は私にこう言った。「イタリアは1943年に降伏など決してしなかった」 なにそれ？』
- 『ARE ITALIANS A GOOD FIGHTING NATION?』 - 様々な画像を用いてイタリアとイタリア人を嘲笑う映像。直訳すれば『イタリア人達は良い戦いをする国家？』。2008年4月29日の公開にて、全長3分1秒。
- 『ITALY THE TRUTH』 - 様々な画像を用いてイタリアとイタリア人を嘲笑う映像。意訳すれば『イタリアという真実』あるいは『イタリア、その真実』。2008年4月30日の公開にて、全長2分8秒。―『イタリア人向けの世界はここにはありません。ローマ帝国は2000年前に死んだのですが、イタリアはその現実を直視しません。このチビなキチガイどもはみんなして、自らをユリウス・カエサルであると考えています。しかしこのビデオはそんな彼らを正しい道に戻すことでしょう。全ての世界はカエサルが4本足のホモのメス男だったということを知っているのですから』。
- 『Himno Italia ITALIAN NATIONAL ANTHEN + GREASY IS THE WORD』 - イタリアの国歌とともに様々な画像を用いてイタリアとイタリア人を嘲笑う映像。次々と表示される写真の数々には明らかにイタリアと無関係のものも多く含まれ、その様相は、笑える画像をとにかく集めた―とそのような感じである。2008年5月4日の公開にて、全長5分5秒。
人物像
こういうことをするのはフランス人に多く見られることから、フランス人である可能性が高いものと推測することができる。そして、同じくイタリア人を馬鹿にする趣旨の動画ばかりを公開していたアリバイウォンテッドと同一人物である可能性が高い―そう推測することもできる。
2008年5月の末頃まで存在していた―6月に入る前にどうしたわけか停止状態となった―このアカウント―このアリバイウォンテッドという利用者は、その自己紹介欄において、同じく『反ワップ党(ANTI-WOP-PARTY)』という言葉を使用していた。そして、この利用者―ザイタリアンアーミーハハハの有する4つの動画は、その全てが、このアリバイウォンテッドのチャンネルの内にも存在していた。『italians lol』に至っては、その題名からアップロードされた日付までが―アリバイウォンテッドのものと―全く同じである。
ただ―『こういうことをするフランス人が多い』といっても、それはそもそも、突っ掛かってくる煩わしいイタリア人らへの対応という動機から発していることが多いものと考えられる。あるフランス人―と思われる人物―が公開したイングランド人を挑発する旨のある動画も、フランス/フランス人を嘲笑った動画に対するレスポンス(返信)であった―この動画の公開主はイタリアを馬鹿にする動画も公開していた―。
いずれにしても―多くのイタリア人らを熱くさせ―その様を見て含み笑いを浮かべているのであろうことは想像するに難なし。